きろくがすき。

東京兄弟ママ。あずさ兎の子育て記録帳。

【アレルギーっ子旅行】旅行や外食で心がけていること

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こんにちは、あずさ兎( @azusausagi )です。
2歳3ヶ月の次男は食物アレルギー児です。
乳・卵・小麦・魚卵・ごま他、現在はエピペン(緊急時用の注射薬)を処方してもらい常に持ち歩いています。
小麦については自宅での負荷を進めていますが、まだ食事として食べられる量ではありません。他の食材は完全除去。
次男のアレルギーは重く、アレルギーがある食べ物を口にするとアナフィラキシーを起こす恐れがあります。
じんましんや息苦しさ、嘔吐などの症状が短時間に現れて、時には命の危険さえもあるということまで理解されている方はそう多くないのでは、と感じます。

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我が家は旅行と外食が好きなので、毎回悩まされ、試行錯誤しているアレルギー問題。
最近はアレルギーの理解が進んできているとはいえ、提供する側に医療者のような完全な対応を求めることはできません。
実際わたしも次男のアレルギーが判明するまでは、そこまで大ごとだとは思っていませんでした。
常に知識のアップデートを意識している親の私たちでさえ、ミスをしたり、迷ったり、失敗することも。

どこのお宿、レストランでもそうですが、提供する側にどの程度の知識があるのか、「小麦不使用」が本当にコンタミ(原材料以外のものが製造過程で混入すること)すらないレベルなこともあるし、実はソースに小麦が使われていたり、揚げ油が小麦のお料理と共用という場合もあったりします。

知識があり、理解をしていてもミスが起こることはあるので、常に確認が必須です。
面倒な客だと思われるかも…と心苦しくなることもありますが、一番大切なのは子供の安全ですし、事故が起きたら宿にも迷惑がかかってしまうので、確認の協力をお願いしています。

我が家で旅行をするときに我が家が心がけていることを少しまとめてみました。

食べられるものがない場合に備えてレトルトや缶詰を多めに持参

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「アレルギー対応可」のお宿やレストランでも、言葉の定義やお互いの認識の違いによって、実際に行ってみたら食べられるものがなかった、ということもあります。
慣れない場所で、そこから食べられるものを調達するのも大変ですし、確認が取れていないものを「これくらいなら大丈夫かな」と食べさせてしまって症状が出てしまったら取り返しがつきません。
心の余裕としても、多めに持っていくことにしています。

行き帰りの食事はコンビニやマクドナルド、ファミレスを利用

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旅行では移動中にも食事を取ることが多いですよね。
普通なら駅弁を買ったり、駅周辺のカフェやレストランに入るところですが、知らない土地で、初めてのお店のメニューを食べるのは危ないです。
時間に余裕がある日なら、きちんと確認できる状況なら、病院がどこにあるかを把握している場所なら、初めてのお店のメニューに挑戦するのもいいかもしれません。
ですが、旅行中は電車やバスの時間、荷物、子供たちの安全など、大人が確認しないといけないことがたくさん。
確認ミスも起こりやすいです。
少しでもリスクを減らす、という意味で行き帰りの食事は確実にアレルギーが出ないものにしています。
子連れ旅行当日の朝はバタバタしていますし、手作りのお弁当よりも傷みづらいコンビニのおにぎりや果物、チェーン店で調理場のオペレーションが確立しているマクドナルドやファミレスだと安心です。

食事を持ち込む際は必ずお店の方に声を掛ける

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これにはマナーの意味と安全の意味があります。
まず、お店の方に断らずに持ち込んだものを食べるのは当然マナー違反です。
お店によっては、アレルギーっ子本人への配慮、そして他のお客さんへの配慮としてお店の食器に盛り付けて出してくださることもあります。
安全面では、他のお客さんやお店の方の中に、私たちが「持ち込んだもの」に対するアレルギーがある方がいないとも限らない点、それと、サービスや心遣いでアレルギーのある食品の提供していただくのを避けるという点があります。
世の中、優しい方が想像以上に多くて、特に子供を連れていたりするとデザートをオマケしてくれたり、飲み物をサービスしてくれることがよくあるんですよね。
そういう気持ちが事故に繋がってしまうのはとても残念なことなので、こちらから先にお伝えするようにしています。

ビュッフェがある場合はなるべくビュッフェを利用

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家族のわたしでさえ気を遣うアレルギーっ子の食事、宿の方に詳細にお伝えして理解した上で対応していただくのはどちらにも負担が大きいです。
その点、ビュッフェだとその場で自分の目で確認できますし、大抵の場合スタッフの方が近くにいるので不安なこともすぐに質問できます。
気をつけているのは、アレルギー表示を信用しすぎないこと。
最近ではお料理の名前と一緒に7大アレルゲンを表示してあるレストランが多いですが、実感としてかなりアバウトなことも多いです。
例えば、「うどん」の表示には「蕎麦」が不使用になっているけれど、目の前でうどんとお蕎麦を同じ鍋で茹でていたり、どう見てもスープにエビの尻尾が見えるけれど「エビ」が不使用になっていたり…
そもそも同じ調理場内で大量のメニューを作っていますので、表示はあくまで参考程度。
他にも、「切っただけ」「剥いただけ」のフルーツやサラダのコーナーでは、ケーキやポテトサラダなど他のお料理とトングが共用になっていたり、トングを他の方が別の場所に戻してしまっている、ということが頻繁にあります。
不安な場合は事情を伝えると別のトングをお借りできる場合や、厨房から直接お皿に取り分けて持っていただけることもあります。
もちろんこれはご好意でしていただいていることなので、こちらから無理にはお願いしません。

お店の方とのコミュニケーションをしっかりとる 

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 お店の方といっぱいお喋りしています、ということではありません。
これはわたしがアレルギーっ子連れ旅行や外食で一番大切にしていること。
とにかく疑問に思ったら質問する、不安なことは伝える。
相手のアレルギーに関する知識がどの程度なのか、どのくらい理解しているのか、相手の言葉をどう受け取っていいのか、どこまで信用していいのか。
どうなんだろう…と悩むよりも、直接聞きます。直接伝えます。
アレルギーと言っても千差万別で、マニュアル化することなんて不可能ですし、医療者でもない方に完璧な対応は求められません。
認識の違いや誤解が起きそうな場合は、しつこいかな?と思っても何度でも確認し、分からないことがあれば小さなことでも聞いてもらえるようにお伝えしておきます。
お店の方には通常よりも手間をかけることになるので、アレルギーがあることを問い合わせた上での予約にするとスムーズです。

 

どんなに気をつけても、人間のすることなのでミスや事故は起こり得ます。
だけど、知らなかったせいで、せっかくの好意なのに、事故を招いてしまったら…
少しずつ世の中に食物アレルギーへの理解が広がって欲しい、そんな思いを込めて。

▼育児の気づきや、家族の暮らしをつぶやいています。